「屋根の塗装の相場ってどのくらいなんだろうか?」
「私の家の屋根塗装のリフォームはどのくらいかかるのだろうか?」
この記事では、そのような悩みや疑問を解決できる内容になっています。
最後まで記事を読んでいただきますと、
・屋根塗装の屋根材と塗料の違いによる相場
・塗装面積の大まかな計算方法
・屋根塗装の費用を抑えるコツ
が理解できるようになっています。
屋根の塗装リフォームを考えている方は、この記事を参考にしていただいて、塗装の見積もりを検討してみてください。
屋根塗装の相場は、塗料の種類、屋根の種類、塗装面積などによって変動します。
一度自分の建物にあわせて、大まかに費用を計算してみるとよいでしょう。
悪徳業者にぼったくられないためには、複数の業者に見積もりを依頼するようにしましょう。
目次
屋根塗装の相場
屋根塗装の相場は、塗料の種類と屋根の種類、塗装面積によって変わってきます。
それぞれの相場について詳しく解説していきます。
塗料の種類による相場
まずは、塗料の種類による相場の違いについて解説します。
屋根塗装に広く使われている塗料には、
・ウレタン塗料
・シリコン塗料
・フッ素塗料
の3つがあります。
それぞれ耐久年数が異なっており、耐久年数が長いほど値段が高くなっていきます。
塗料の種類による耐久年数と相場を、以下の表にまとめていますので、参考にしてみてください。
塗料の種類による耐久年数と相場
塗料の種類 | 耐久年数 | 相場(1平方メートルあたり) |
ウレタン塗料 | 8年程度 | 1,500円から2000円 |
シリコン塗料 | 10年から15年 | 1,800円から2,500円 |
フッ素塗料 | 15年から20年 | 3,300円から4,500円 |
塗料の種類による相場はこのようになっていますが、屋根塗装の相場は「屋根材の種類」によっても変動します。
次は、屋根材の種類による相場の違いを解説します。
屋根の種類による相場
屋根の種類も相場に影響を与えます。
現在の建物でよく使われている、
・ストレート屋根
・セメント瓦
・トタン屋根
の違いによってどのくらい相場が変化するのかをみていきましょう。
塗料の種類との組み合わせで相場を計算していますので、相場把握の参考になるはずです。
・ストレート屋根
ストレート屋根は、最近の戸建住宅で広く利用されている屋根です。
セメントを薄く伸ばした屋根材です。
耐久性が高いことがポイントです。
ストレート屋根の塗料の違いによる相場は、以下の表の通りです。
ストレート屋根の相場
塗料の種類 | 相場(1平方メートルあたり) |
ウレタン塗料 | 1,800円前後 |
シリコン塗料 | 2,000円前後 |
フッ素塗料 | 4,000円前後 |
・セメント瓦
セメント瓦は、かつて多くの住宅で利用されてきた屋根材です。
セメントが主成分であることから、定期的なメンテナンスが必要です。
セメント瓦の塗料の種類の違いによる相場は、以下の通りです。
セメント瓦の相場
塗料の種類 | 相場(1平方メートルあたり) |
ウレタン塗料 | 1,800円前後 |
シリコン塗料 | 2,400円前後 |
フッ素塗料 | 3,200円前後 |
・トタン屋根
トタン屋根は、高度経済成長期に建てられた建造物に広く使われています。
古い住宅の場合は、この屋根材が使われている場合があります。
トタン屋根の相場
塗料の種類 | 相場(1平方メートルあたり) |
ウレタン塗料 | 1,800円前後 |
シリコン塗料 | 2,000円前後 |
フッ素塗料 | 4,000円前後 |
塗装面積の大まかな計算方法
ご自身の建物の屋根塗装の相場を把握するためには、塗装面積を計算する必要があります。
屋根の面積は、坪数に3.31をかけると、大まかに計算できます。
例えば、ストレート屋根でシリコン塗料の場合、相場は2,000円程度です。坪数が40坪である場合、以下のような計算式で屋根塗装の相場を計算することができます。
40坪×3.31×2,000円=26,4800円
自分で大まかな相場を計算してから、業者の見積もりを取るとよいでしょう。
屋根塗装にかかる、その他の費用
屋根塗装には、塗装そのものの料金に加えて、足場代、清掃代、ゴミ廃棄代などが発生します。
足場の相場は、一般的な戸建住宅だと20万前後となっています。
屋根の傾斜が強い場合は、塗装費用が高くなる
屋根の傾斜が強い場合は、塗装費用が高くなることがあります。
これは単純に屋根の面積が広くなるからという理由に加え、追加の足場などが必要になることがあるからです。
屋根の塗り替えのタイミング
屋根の塗り替えのタイミングは、塗料の劣化具合やひび割れの有無、色褪せなどから判断します。
塗料の耐久年数を目安に、目視での観察によって塗り替えのタイミングを判断しましょう。
屋根塗装の費用を抑えるコツ
屋根の塗装を業者に依頼するときは、複数の業者から見積もりを取るようにしましょう。
1つの業者にしか見積もりを依頼していない場合、それが適切な価格かどうかは判断が難しいからです。