
「戸建ての外壁について考えているのだけれど、漆喰外壁ってどうなの?」
「漆喰外壁のメリットとデメリットが知りたい!」
この記事では、このような疑問や悩みを解決できる内容になっています。
最後までこの記事を読んでいただけると、
・漆喰外壁の特徴
・漆喰外壁の費用相場
・漆喰外壁のメリット、デメリット
が理解できます。
初心者の方にもわかりやすく解説していますので、ぜひ参考にしてください。
漆喰外壁は、適切にメンテナンスを行えば、耐久年数がかなり長いことが最大のメリットです。
一方で、汚れがつきやすいため、普段から自身での掃除などの小さなメンテナンスが必要になるのがデメリットですね。
費用相場が高額であるため、その点にも注意して、漆喰外壁にするかどうか検討してみましょう。
目次
漆喰外壁の特徴
まずは、漆喰外壁の特徴について解説していきます。
漆喰外壁の素材
漆喰とは、古くから建物に使われている壁材の一種です。
漆喰の材料は、石灰を主成分とする自然素材です。
環境にやさしく、耐久性が高いのが特徴です。
また、湿気を吸収しやすく、通気性にも優れています。
古くから外壁に使用されてきましたが、現在では他の外壁材の選択肢が増えてきたため、一般の戸建てに漆喰外壁が選ばれることは少なくなっています。
漆喰外壁の色味
漆喰外壁の色味は、自然素材であるため、主に白っぽい色味が特徴的です。
しかし、顔料を加えることで、様々な色味を出すことが可能です。
例えば、茶色や黄色などの暖色系や、青色や緑色などの寒色系など、様々な色合いを表現できます。
また、漆喰は経年変化によって色味が変わることもあり、時間が経つにつれて味わい深い色合いに変化していくこともあります。
漆喰外壁の雰囲気
漆喰外壁は、独特の質感と温かみのある雰囲気が特徴的です。
自然素材の風合いを重視する人にはおすすめです。
また、漆喰外壁は、白っぽい色味が多いため、清潔感や上品さを感じさせます。
漆喰外壁の耐久年数
漆喰外壁の耐久年数は、一般的には、正しい施工とメンテナンスが行われた場合、数十年から100年以上の寿命が期待できます。
他の外壁材と比べて、かなり長い耐久年数を誇ります。
漆喰外壁の塗り替え頻度
一般的には、10年から20年程度を目安に塗り替えが必要になる場合があります。
また、塗り替えとは別に、定期的な清掃を行う必要があります。
漆喰外壁は、表面の凹凸のせいで、汚れが付きやすい特徴があります。
汚れを放置すると、汚れが深く染み込んでしまい、取り除くのが困難になることがあるため、定期的な清掃が必要になります。
漆喰外壁の費用相場
漆喰外壁の費用相場は、一般的には、1平方メートルあたり6,000円〜7,000円程度の費用が必要になるとされています。
ただし、建物の形状や施工条件によっては、費用が上下することがあります。
他の塗装方法と比べるとかなり高額な塗装となることに注意が必要です。
漆喰外壁のメリット
漆喰外壁の特徴について、詳しくみてきました。
ここからは、漆喰外壁のメリットについてまとめていきます。
数十年から100年以上の耐久年数
漆喰外壁の耐久年数は、正しいメンテナンスを行えば、数十年から100年以上ともいわれています。
この耐久年数の長さが最大のメリットです。
漆喰外壁は、通気性があるため、湿気を逃がすことができるため、内部の湿度を調整する効果があります。
これによって、カビや腐食が進行することが少なくなり、外壁の劣化を防ぐことができるのです。
天然素材である
漆喰外壁は、天然素材からできています。
シックハウス症候群の原因となるような有機物質も放出しないので、こちらも大きなメリットではないでしょうか。
漆喰外壁のデメリット

漆喰外壁のメリットをみてきましたが、メリットがあればデメリットもあります。
ここでは、漆喰外壁のデメリットをまとめていきます。
費用相場が高い
漆喰外壁は、費用相場が他の外壁材と比べて高額になります。
塗装にも時間がかかりますし、漆喰塗装ができる業者も少ないのもデメリットですね。
ひび割れが起きやすい
漆喰外壁は、比較的ひび割れが起こりやすい外壁です。
しかし、現在では適切な処理を行うことで、ひび割れのリスクを減らすことができるようになっています。
自分でも定期的な清掃が必要
漆喰外壁は、表面に凹凸があるため、汚れがつきやすいという特徴があります。
汚れがついたまま放っておくと、深くまで汚れが浸透してしまい、取り除くことが難しくなることもあります。
よって、塗り替えとは別に、普段から定期的な清掃が必要になります。
他の外壁よりも手間がかかるため、デメリットと感じる人も多いでしょう。